仕事は趣味で、仕事は日常で。

 

僕は今、とても幸せだと思う。

仕事に対しておよそ一切のストレスを抱えていない。

それはマルチワーカーという僕らの働き方と、僕らの仕事についての考え方が大きく関係している。

 

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仕事は趣味。

 

僕は心のどこかで、今の仕事をいつ辞めてもいいと思っている。

誤解をしないでもらいたいんだけど、嫌になったら逃げ出そうなんてことを言っているわけではない。使用人との対話をするために、解雇される覚悟ができているということだ。

使用人との対話については、以前にも詳しく述べた。

参考記事:マルチワーカーとは誰か

 

例えば残業時間、例えば仕事の分量、例えば仕事の内容。

働いている中で修正せざるを得ない時がきたら、僕は使用人との対話をする。場合によっては、賃金が下がっても構わない。お互いがきちんと納得できるように、労働条件を対話によって修正する。

もちろん過度な要求をすることは、使用人に対して失礼だ。それは相手が使用人であることは関係なく、人間同士のコミュニケーションの問題だ。

それでもどうしても修正が必要な部分については、僕はきちんと要求をする。マルチワーカーである僕らにとって仕事でストレスを抱えることは、他の使用人や仕事相手に迷惑をかけることと同じだからだ。

僕が条件の修正を要求することで、使用人が僕のことを雇いたくなくなってしまうなら、解雇されても仕方がないと思っている。そこに対して、僕に口出しをする権利はない。

その意味で僕は、いつ仕事を辞めてもいいと思っている。

 

いつ仕事を辞めてもいいと思っていることはつまり、組織に依存していないということだ。これがどういう状況かわかるだろうか?

「仕事を辞めたいけど、辞められない。」

そんな話をよく聞く。けど今の僕は、その逆なんだ。

「仕事を辞められるけど、辞めたくない。」

辞めたくない理由はシンプルで、今の職場が好きだからだ。自分が成長できる環境であるとも思う。だから解雇される覚悟をしながらも、今の職場にとどまれるよう少しでもいい仕事をし続けたいと思っている。

僕は好きで仕事を続けている。そんな僕にとって、仕事は趣味だ。

 

 

仕事は日常。

 

僕が仕事を仕事としか思っていなかった頃、仕事の前日に夜遅くまでお酒を飲んでしまうことがよくあった。

馬鹿騒ぎをする時間は楽しかったし、その時できた友達は間違いなく僕の人生の宝だ。

でも当時、僕は自分自身のことが嫌いだった。翌日仕事に行くのが嫌で、夜を引き伸ばそうとする自分が恥ずかしかった。

僕は、朝が来るのが怖かった。

 

マルチワーカーである僕の朝は早い。

仕事の日は始業の30分前には職場の最寄駅につくようにしているし、仕事のない日も8時には活動を開始している。

夜はなるべく12時には眠るようにしているし、予定のない日はランニングをすることも多い。

これくらいの生活は、健康に気を遣っている人からすれば当たり前の生活なのかもしれないけれど、以前の僕からすれば信じがたいほど健康的な生活だ。

 

僕がこれほど健康管理を大切するのは、今の僕にとって毎日が勝負だからだ。

先に述べた使用人との対話を円滑にするためには、僕は日々自分にできる最大限のパフォーマンスを発揮して、信用を積み重ねていかないといけない。

普段いい加減に仕事をしている人間がいきなり労働条件の交渉を始めることは、僕はみっともないことだと思っている。

仕事のない日も勝負。人と遊ぶときは万全の状態の方が楽しいし、頭がキレていれば新しい仕事の話が舞い込んでくるかもしれない。

何より心身が健康でないと、どんな遊び方をしても虚無感が残ることを僕は知っている。

僕にとっては健康管理も仕事だし、遊びも仕事。つまり仕事は、日常なんだ。

 

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今日は僕らの仕事観を伝えたけど、みんながみんな僕らの考えに共感できるわけではないと思う。僕らの働き方は、今のところはやっぱり特殊だからだ。

でも僕は、もっともっと僕らのような働き方をする人が増えたらいいと思っている。

なぜなら僕らは仕事が好きで、モチベーションも高く、そしてなにより幸せだからだ。

 

また僕らの働き方の素晴らしいところは、個人がそれほど大きな決断をする必要がなく、一人一人が意識を少しづつ変えるだけで実現できるところだ。

でもそのためには、労働者が意識を変えるだけではなくて、使用者にも僕らの考え方を理解してもらわなくてはいけない。

だから僕は、今日もこうしてエッセイを書いている。

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