仕事とプライベート どちらが重要か

 

Q.「あなたにとって仕事とプライベート、どちらの時間がより重要ですか?」

 

-「仕事の時間よりも重要な時間はない。給与をもらうからには、自分にできる最高の仕事をすることを第一に考えるべきだ。」

-「プライベートの時間よりも重要な時間はない。仕事のためにプライベートを犠牲にするのは本末転倒という他ない。」

 

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正反対の二つの意見に見えるかもしれないけど、マルチワーカーである僕はこの二つの意見どちらにも賛成だ。

矛盾しているように聞こえるかもしれないけど、矛盾していない。

なぜなら今の僕にとって、最も重要な時間はいくつもあるからだ。

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「重要な時間」と「残りの時間」

 

僕が仕事を一つしかしていなかった頃、定時で帰路につくことはほとんどなかった。

仕事が終わっていないなら帰っていいはずがない。

そんなのは当たり前の話として、そもそも僕は定時で帰るための十分な努力をしていなかったように思う。

 

この仕事を引き受けてしまえば、僕は定時では帰れない。

そんな確信を持ちながら、笑顔で新たな仕事を引き受けてしまうことがよくあった。

残業をすればその分プライベートの時間は減っていくわけなんだけど、そんなことは大きな問題ではない。

なぜなら当時の僕にとって、仕事の時間こそが「重要な時間」であり、プライベートの時間は仕事が終わった時点での「残りの時間」でしかなかったからだ。

 

あの頃の僕の一日は、仕事という「重要な時間」と、プライベートという「残りの時間」によって構成されていた。

 

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「残りの時間」も仕事の時間

 

マルチワーカーという今の働き方を選んでから、「残りの時間」の扱いが大きく変わった。

僕は今週に3日設計事務所で働いているんだけど、仕事以外の「残りの時間」で他の仕事をしたり、このwebサイトの運営をしたりしている。

今の僕にとって、「残りの時間」も仕事をするための「重要な時間」なんだ。

 

悠長に残業なんかしている場合じゃない。始業と同時に頭をフル回転させよう。

「どうすれば早く仕事を終わらせられるんだ!」

 

一つの「重要な時間」が終わると同時に、次の「重要な時間」が始まる。

仕事を長引かせるということは、他の仕事をするための時間を削ることに他ならない。

マルチワーカーである僕にとって仕事を早く終わらせようとする態度は、一つ一つの仕事に対する誠意の表れなんだ。

 

 

一日は「重要な時間」の連なり

 

今述べたように、僕は仕事の「残りの時間」を「重要な時間」として扱っている。

するとどうだろう。今まで「残りの時間」の中でやりくりしていたプライベートの時間も、「重要な時間」の中に含まれるようになったんだ。

仕事の時間を守るために仕事を早く終わらせようとした結果、僕は自然とプライベートの時間も守れるようになったんだ。

この感覚は、もしかしたら複業をしたことがある人にしかわからないのかもしれない。

 

以前の僕は、仕事のための「重要な時間」とプライベートのための「残りの時間」によって一日が構成されていると思っていた。

でも違った。一日は、いくつもの「重要な時間」の連なりで構成されていたんだ。

 

マルチワーカーである僕にとっては、仕事の時間も、また別の仕事の時間も、プライベートの時間も、全部が等しく「重要な時間」なんだ。

 

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Q.「あなたにとって仕事とプライベート、どちらの時間がより重要ですか?」

 

-「どちらも僕にとって最も重要な時間である。これは屁理屈でもなんでもなく、そうとしか答えようがないんだ。」

 

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