25歳、交換日記みたいなWebマガジンのこれまでとこれから。

 

「新しいことをはじめる」というのは基本的にむつかしい。

どこに向かって走るのか?
どれくらいの速さで?
走り切ったら何が得られるのか?

だから、ぼくたちは「誰かと一緒に走る」ことにしたのでした。

 

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あれから3年、あれから10年。

 

中学校の同級生だった木津(@ayumukizu)と再会したのは奇妙な縁でした。
比較的仲の良い友人同士だったぼくたちは、高校入学と共にぱったりと会うことがなくなった。
だから、ぼくは彼がどんな学生時代を過ごし、どんな会社に就職して、そして辞表を提出するに至ったのかをよく知らない。
当時を知る友人からは意外に思われるけれど、ぼくたちはこれまで全然ちがう10年間を過ごしてきた。

そう、中学校を卒業してからちょうど10年。
新卒で入った会社にまだ在籍していたら、まる3年が経つ頃だ。

 

 

「世代観」

おなじタイミングで就職した世代は「社会人3年目」と言われている。
それより前にそれぞれ会社を辞めていたぼくたち2人は、とにかく「これからのはたらきかた」について何度も意見を交わした。
まったく異なる10年間を過ごしてきたとは思えないほど、仕事に関する考え方がそっくりなのには驚いた。
きっと、人生のターニングポイントとなる節々では似たようなことを考えていたにちがいない。

きっと「世代観」というやつなんだと思う。
ぼくたちがおなじ学び舎で過ごしたとか、なにか特殊な教育を受けてきた、とかではない。
いま、この時代に25歳であるということが、ぼくらの考え方を形成しているんだと思った。

「25歳」という節目で何かやりたいとはずっと思っていた。
まずは同世代に響くような、なにかでっかいことを。
そんな思いで、とてもミニマムにはじまったのがこのWebマガジンだ。

参考記事:what’s multiworks?

 

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確かな実感

このWebマガジンは、ブログというより「交換日記」によく似ている。
理想とする働き方やキャリア形成について、交互に淡々とエッセイを書いていく。
お互いにコアの部分は共有しながらも、次に書かれる記事をぼくは知らない。
これを読んでくれている読者のみなさんとおなじように、彼の文章を楽しみにしているぼくがいるのです。

「マルチワークス」というユニットを組んでいる相方だが、彼のエッセイにぼくは世に存在する同世代の価値観を見ている。そんな気がしている。
世間からの反響に震えながら立ち上げたサイトだが、寄せられる意見には確かな感触を得ています。
これは続けていくべきだと、そう感じています。

 

 

だれかが参加する余地をつくる

 

前回の記事にもあるように、マルチワークスは春から更に新しいことへと挑戦していきます。
それは、奇抜なことでも、トリッキーなことでも、過激なことでもない。
これまでのエッセイに見られるような、冷静な目で世間を見ていくということです。
ただ、そこにちょっとずつ「だれかが参加する余地」を加えていきたい。
この1ヶ月で発見できたのは、そういうことでした。

新しいことをはじめるのは少し緊張する。
だからこそ、ぼくたちは少しずつでも歩を進めたいのです。
怖さも、勇気も、歓びも共有したいから。

たまにはこうして走ってきた道を振りかえってみようと思う。
マルチワークスを始めてから1ヶ月。
いつも温かい応援の言葉をありがとうございます。

参考記事:なんで俺、ブログなんか書いてんだ?

 

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@seiyatakashima