同世代のフリーランスを、疎ましく思ったことがある

 

「ミーティング」という取り組みを始めたこともあってか、5月は自分たちのことを人に説明する機会がとても多かった。
参考リンク:「ミーティング」を始めます。

人に説明をする機会が増えると、自分たちのことを考える機会も増える。

マルチワークスは何を目指しているんだろう。

そして僕は、マルチワークスを通じて何がしたいんだろう。

 

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フリーランスの友人が疎ましかった

 

もう二年近くも前のことだ。

大学を卒業して住宅のメーカーに就職した僕は、入社当初こそいっぱいいっぱいだったけど、一年と少しが経った頃には仕事にもだいぶ慣れてきていた。

慣れてくると同時に、疑問も浮かんだ。

「一生この会社で働くんだろうか。」

 

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そんな時、高校時代の友人が会社を辞めてフリーランスになった。

その事実を僕は彼のSNSを通じて知ったんだけど、大きな決断をしたんだなと素直にすごいと思った。

 

それから頻繁にタイムラインに現れるようになった友人は、毎日とても楽しそうに見えた。

月並みな表現になってしまうけど、「自分の人生を生きている」彼がなんだか羨ましかった。

日々仕事に追われる自分の日常とはあまりにも違う彼の日常が、羨ましく、そして疎ましかった。

 

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今では僕と彼は疑いようもなく親友同士だし、周りにフリーランスの友人もたくさんいる。

そして僕も自分自身の働き方に満足しているから、同世代のフリーランスを疎ましく思うようなことはもちろんない。

それでもあの時自分が感じていた気持ちは、今でもよく覚えている。

その友人との間に感じていた巨大な溝を、僕は意識的に、忘れないようにしている。

 

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当時僕が感じていた溝を埋めたい

 

僕は今、中学時代の同級生である高島聖也と、マルチワークスという二人組のユニットで活動をしている。
参考リンク:what’s multiworks?

僕がマルチワークスの活動を通じてやりたいのは、当時の僕がその友人との間に感じていた溝を埋めていくことなんだと思う。

 

僕は結局一大決心をして仕事を辞めたけど、働き方に悩む誰もが仕事を辞めればいいとはとても思えない。

働き方を変えるということは、そんなに大げさなことなんだろうか。

働き方を変えるために、みんながみんな巨大な溝を飛び越えないといけないのは、なんだかおかしな話であるような気がしている。

「自分にしかできない」素敵な働き方もいいけど、僕は「誰にでもできる」素敵な働き方を考えていきたい。

あの時感じていた巨大な溝を埋めたい。

 

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もちろん、誰もが僕と同じ悩み方をしているとは思っていない。

会社にもっと長くいればまた違った仕事観が生まれるのだろうし、家族を持てばまた違った人生観が生まれるんだと思う。

でももし当時の僕と同じ悩み方をしている人がいるのなら、その人たちの助けになるようなことをしていきたいと思う。

 

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■マルチワークスとは?
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